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看板には飲み処と書いてあり、実際にお酒や一品料理がメインのお店。
創業は大正12年というから、超老舗である。
支那そばを始めたのがいつからなのかは分からないが、
昔の支那そばというコンセプトで作っているらしく、
澄んだ醤油味のスープと、赤縁のチャーシュー、具のナルトとほうれん草は、
まさに昔の東京のオーソドックスな支那そばだ。
また、この店にはユニークなメニューもたくさんある。
一品料理で言えば、信州名物(?)のイナゴ。
ラーメンでいえば、恐竜の卵ラーメンなどである。
現在は三代目が店を切り盛りしているが、
かなり高齢の先代も、未だに店に立って、
威勢の良い声で接客している。
あと、変わったところとして特筆すべき点が胡椒の容器。
普通は上に複数の穴がついていて、パッパッとラーメンに
振りかけられるようになっているものだが、
この店では普通に容器に入っており、
しかもそれをスプーンで掬って、ラーメンに入れるという
具合になっている。したがって、油断すると
入れすぎて悲惨な目に遭ってしまうので、注意されたし。 (2002.5)
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