住所 |
東成区深江南3−20−8
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電話番号 |
06-6981-5205 |
食べたもの |
中華そば |
麺 |
超極太ストレート。加水は少な目。噛めば噛むほどムチっとした澱粉質の食感が歯と舌を刺激する。 |
スープ |
清湯系醤油味。濃口醤油を用いているため、スープはかなり色が濃い。味の方もとにかく醤油が支配的で、醤油の酸味と臭みも少なからず感じられる。スープ自体が鶏ガラベースのアッサリしたものであるため、一層、醤油の強さが引き立つと思われる。 |
チャーシュー |
モモ肉 |
具 |
青ネギ、メンマ |
コメント |
大阪の老舗の一つに数えられる名店で、かねてから行きたいと思っていたが、ようやく念願かなって行くことができた。ラーメンは一度食べたら忘れられないほど特徴的。麺はうどんと見まがうほど極太。しかも、スープは濃口醤油たっぷり。何でも、このような系統のラーメンを高井田系と呼ぶらしく、大阪市南東部から東大阪市にかけての地ラーメン(その土地特有のラーメン)だそうだ。個人的には、麺はかなり気に入ったが、スープは醤油がキツくて苦手だった。濃口醤油のスープは京都の新福菜館が有名だが、新福のスープは濃厚な鶏ガラダシと濃口醤油ダレがお互いバランスよく主張しているのに対して、ここ住吉のスープは醤油のトゲトゲしさばかりが表に出ていてどうも食べにくいという印象を持ってしまった。
しかしながら、地元で長く愛され続けてきたお店だけあって、その味を1回食べただけで判断するのは難しいところだろう。実際、地元ではかなりの人気店で、私が行ったときも外で待っているお客さんが数人居た。ちなみに、この店に食べに来て席が満席で待たなければならないときは、まず店内に注文を一声かけてから待つのが流儀のようだ。それを知らずに待ってた私は、常連さんに教えられてしまった。考えてみれば、あの太麺を茹でるのにはかなりの時間がかかるはずで、客を一旦座らせてから麺を茹でるのでは、非効率になってしまうのであろう。
ちなみにこの店、店内はかなり狭い。この狭さゆえ、当然カウンターのみとなっているのだが、窓側は特にカウンターと窓ガラスとの距離がかなり迫っていて、体のデカイ私は普通に足をまげて座ることができず、非常に窮屈な思いをした。しかし、この狭さと古びた店の感じが雑多な大阪の下町風情を感じさせてくれるのだ。外にもテーブルがあり、夏だったら外食いしてる人もいるのかもしれないが、冬寒い日だったため、外で食べてる人はいなかった。
また、この店の名物が齢70くらいのご主人。このご主人、見た感じ小柄なのに、声が恐ろしくデカイ。本当にオペラ歌手でも目指した方が良かったのでは?と思えるほどデカイのだ。夜鳴きや(京都山科)のご主人もここ住吉のご主人の声のデカさには勝てないだろう。ところで、大阪のお店なのに、何故か日ハムファイターズのカレンダーが飾ってあった。何故?(2002.12) |
好み度 |
(-o-)q |