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南河内の美原町という町にありながら、ガイド本にしょっちゅう顔を出している、この地方ではかなりの有名店。最寄り駅は近鉄河内松原駅だが、そこから歩くと30分近くかかってしまうので、バスに乗って行くのがベストだろう。個人的にこの店の豚骨ラーメンは、東京に住んでいたときからずっと気になっていた。それだけに、相当の期待を膨らませて行ったのだが、予想以上にサラリしたスープで少し拍子抜けした感じだった。時々、ガイドブックで鹿児島ラーメンを名乗ることがあるが、店主が鹿児島出身なだけで、鹿児島ラーメンとは趣が異なる。
店自体もかなり広く、大きな駐車場もあり、家族連れが多い。完全な地元密着型のお店だが、多少遠くから来る人もいるようだ。焼肉と二刀流のお店で、周りの人の大半は焼肉を食っていた。また普通のラーメンのスープが豚骨スープなのにもかかわらず、何故かトンコツラーメンなるメニューがあって、こちらは豚の角煮をトッピングしたもの。なかなか謎の多いネーミングである。
(2000.6) |