金久右衛門

住所 東成区深江北3−2−8
電話番号 06-6975-8018
食べたもの ラーメン(紅醤油・細麺)
中細ストレート。多加水卵麺らしいが、そこまで加水率が高そうな食感では無かった。
スープ 清湯系醤油。ベースは鶏ガラがメインだが、それに鶏油を加えて、かなり鶏づくしなスープに仕上がっている。まさに鶏の旨みが凝縮された逸品。
チャーシュー 分厚い巻きバラが1枚。絶妙な口溶け。
メンマ、青ネギ、煮玉子
コメント  はっきり言って外観的には全くそそられない。「どこにも負けまへん!」と書かれたオレンジ色の布看板がちょっと目を引くだけで、店舗自体は売れないラーメン屋の雰囲気を醸し出していて、決して美味そうな期待を持たせてくれない。この店が最近ラーメンフリークに人気の金久右衛門と知らなければ、入る勇気を持てずに通り過ぎてしまうことだろう。しかし、中に入ってみると、「他府県に占領されたかのような大阪でなにわラーメンを確立したい」などと大それたことを書いていたり、スープの材料を事細かに書いてあったりと、「やる気だけはありそうだなっ」と期待してしまう。
 ラーメンは、黒醤油、紅醤油、金醤油の3種類の醤油味のスープと細麺、太麺の2種類の麺が選べる方式。スープは金、紅、黒の順に醤油色が濃くなって行く。単にラーメンと頼むと紅醤油の細麺で出されるらしい。3種類の醤油ラーメンというと、東京は馬込の醤屋が有名だが、醤屋のアイディアを真似てみたのか、たまたま同じアイディアになったのかは不明。ただ、ラーメンの味は(醤屋とは)全く異なる。
 今回食べたのは基本形の紅醤油細麺。とにかく、スープに鶏の旨みが効いていてインパクト大。この鶏鶏したスープは好みが分かれるところであろうが、個人的にはこれほどパンチを効かせるのも十分アリだと思った。実際、この味のインパクトは忘れがたいものがあり、似たような味の店と聞かれると、なかなか思い当たらない。これだけ良いラーメンを提供しているのにも関わらず、あの外観はホントにもったいない。。。「燃える男の情熱ラーメン」とか「輝く女の情熱ラーメン」などといった注文するのが恥ずかしいようなメニューもあって、大阪らしさの一角が垣間見れてしまう。(2002.12)
好み度 (^_^)//