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関西や東海一円に広がるラーメン横綱チェーンの総本店ともいえるのがココ。元々、この地で30年前に屋台を出していたのが、始まりだそうだ。現在はラーメンのスープは工場で一括生産しているので、敢えて本店まで来て食べるメリットは少ないかもしれないが、横綱ファンにとっては聖地とよばれる(?)この地に一度お参りに来ても罰は当たらないだろう。
昔は小さな店舗だったらしいが、現在は大型店と呼んでも差し支えがないくらい、十分なキャパを誇る。カウンター席だけでなく、テーブル席もあるので、ファミリー客にも優しい作りといえるだろう。ただ、これだけ広くても、時間帯によってはお客さんが入りきれなくなることもあるようだ。実際、私が行ったのは土曜の昼飯時を過ぎたころだったが、ぎりぎり並ばずに済んだほどだった。入り口には名前と人数を書く名簿みたいなのがあって、昼飯時などは待たされる客が多いであろうことが推測される。
店の内装は高野店と似た感じで、もしかして同時期に改装したのかもしれない。テーブルの上には唐辛子とニンニクを使った調味料であるニントンが置かれており、これを入れるとラーメンの味が変わって楽しい。このニントン、高野店のものはかなり乾いている印象だったが、ここ本店のものはしっとりしており、スプーンで掬いやすかった。また、キムチやメンマ大盛のトッピングや、焼豚キムチなどのおつまみメニューなど、高野店では見られなかったメニューもあった。
ラーメンの方はというと、これまたよく行く高野店との比較になるが、麺は高野店に比べてかなり硬め、一方スープは高野店に比べて醤油の割合が強く、飲みほすにはちょっと辛い。実際、スープは工場で一括生産しているそうなので、店舗による味のブレは殆ど無いはずなのだが、それでも作り手が違うせいか、微妙な差が出てくるのではなかろうか。
(2003.3) |