鶴はし

住所 左京区一乗寺西杉ノ宮町38−7
電話番号 075-722-3434
食べたもの ラーメン
中太のストレート麺。(開店当時は博多風の極細麺を使っていた。)
スープ やや甘めでコッテリめの清湯系醤油味。ダシに鶏ガラではなくて鴨ガラ(多分マガモ)を使っているらしい。一見どこにでもあるようで、初めて食べる不思議な味。鴨ガラだけじゃなく鴨肉もダシに使っているのではなかろうかと一瞬思ったが、実は肉の方はひねの丸鶏だそうだ。スープの表面は白色の脂(ラード?鳥の脂?)で覆われている。化学調味料は使ってないようだが、それを疑ってしまいたいくらい十分な旨みが出ている。あと、尾道ラーメンばりというにはちょっと大げさだが、ほんの少量、脂身の角切りが浮かせてある。
チャーシュー モモ肉。脂身の量が絶妙で、弾力もあって美味。
メンマ、九条ネギ、ニンニクのスライス(底に沈んでいる)
コメント  一乗寺の新店。東大路通りを北泉通りからさらに北に行ったところにある。かつては、第一旭の支店があったところ。ここのラーメンの特徴は何といっても鴨でダシを取ったスープ。見た目は普通の醤油ラーメンなのだが、味はそんじょそこらのラーメン店では食べられない逸品。独特の柔らかい旨みを持つスープで、正直今まで食べたどのラーメン店のスープにも似てないという、そんな印象を受けた。しかも、良い意味で上品過ぎず、ラーメン的な食い応えも十分あるところは素晴らしい。
 ご主人は元フレンチのシェフだったそうで、鴨ダシのスープという発想もそこから来ているのだろう。スープのダシはベースは鴨だが、細かな材料は毎日変えているらしく、その日のスープの材料を店頭のホワイトボードに書いて出している(エシャロットなども好んで使われてるようだ)。あと、昼の定食にはキムチが付いてくるが、これもまた絶品。ラーメンにキムチを入れて食べるという食べ方がご主人のお気に入りらしいが、個人的にはキムチもスープももったいないかな〜と思ってしまった。
 最近出来たお店だけあって、外装も内装も新しく綺麗ではあるが、飾り気が無いのがやや寂しいところか。フレンチ出身シェフのセンスはラーメンに対しては光るものがあるが、せっかくだからそのセンスをインテリアやエクステリアに出して悪くないと思う。まっ、ラーメン屋なんだし、変に洒落てるよりは、気軽に入れて良いんだけど。(2002.4)
好み度 (TvT)