お富さん

住所 左京区下鴨松ノ木町32-3
電話番号 075-712-6868
食べたもの 支那そば
中太のストレート麺。やや柔目だが、カンスイを控えているっぽい。
スープ 京都ではめずらしいアッサリ塩味。基本的には清湯系といえるだろうが、軽く濁っている。ダシは鶏ガラがメインと思われ、その旨味がほんのりと出ていてついついレンゲが進んでしまう。奇をてらわないスタンダードな塩ラーメンのスープといった感じなのだが、それが長く愛されている秘訣なのかもしれない。荒引き胡椒が入っているが、荒引きであるためそんなに辛味が強くなく、アッサリしたスープによくマッチしているという感じ。
チャーシュー 脂身の少ないモモ肉だが、よく煮込んであるせいか柔かい。何かしらの香辛料で香りつけをしているようだ。
九条ネギ、メンマ
コメント  塩ラーメンとカレーライスの二本柱で知られるお店。場所は下鴨本通沿いで、下鴨神社よりちょっと北の辺り。外に黄色い看板が出ているが、さほど大きくないので、見落とさないように注意されたい。店は半地下になった場所にあり、店内はカウンターのみでやや狭め。ご主人は優しそうな雰囲気の女性で、それがお店の雰囲気にも現れている。
 メニューは支那そば、カレーライス、それらのセットといったところが中心。セットにすると1000円をはるかに超えてしまうのが財布に厳しいところだが、支那そばもカレーもかなりウマイので、是非ともセットで注文することをオススメしたい。ラーメンはやはり何といっても、アッサリとした塩味のスープが特徴。ただアッサリなだけじゃなくって、ダシの風味がしっかり出ているので、コッテリ好きな私でも十分美味しく頂けた。特に荒引き胡椒との相性が絶妙で、スープにおいて(胡椒が)名脇役を上手に演じきってるという印象だ。これが、普通の細粒状のものだと、繊細なスープの味を壊してしまうことだろう。それから、カレーの方もこれまたかなり美味い。このお店、雑誌のカレー特集にも登場するらしいが、確かにそれを納得させてくれるほどの味。このカレー、どちらかというとやや辛口ではあるが、ルーに軽くトロミがあり、濃度もかなり濃い目。ボディがしっかりしているので、スパイスだけが浮いた感じにならず、旨味や甘みも十分に楽しめる。ちなみに、塩ラーメンとカレーという組みあわせは、東京蒲田のインディアンが(東京では)有名だが、何らかの関係があるのかどうかは不明。 (2001.2)
好み度 (^_^)/