元町ラーメン

住所 上京区油小路出水上大黒屋39−3
電話番号 075-491-9029
食べたもの ラーメン
中くらいの太さのストレート麺。
スープ ダシのベースはガラを白濁するまで煮込んだものだと思われるが、タレにかなり濃い醤油を使っているため、仕上がりは色はチョコレートのような茶色味の強い色になる。色でたとえるなら、新福系や徳島の黒系に似ているかもしれない。また、見た目に違わず、醤油の味もガツンと利いている。しかし、何といってもインパクトが強いのが、骨から出てくる獣臭と、そこから生まれる独特の酸味だ。個人的にはこの臭いは結構平気なのだが、慣れてない人にはかなりキツイかもしれない。
チャーシュー モモ肉を醤油で煮たもの。味は染みているが、水気がやや抜けている。
もやし、九条ネギ
コメント  2度振られ、3度目の正直でようやく開店にありついた。この店のやや不可解なところは、閉店中はガレージを閉めているのにもかかわらず、暖簾を掲げていること。そのガレージの奥に入り口があるのを知らなかった私は、暖簾が掛かっているから開いてるはずだと思い、もしかして裏側が入り口なのかもと思って、裏口を覗いたりもしたくらいだった。
 店内は意外にも薄明かりのシックな感じで、カウンターには丁寧にも各席にお盆が置かれている。で、カウンターの奥ではガスコンロと寸胴がむき出しの状態で置かれており、そこでラーメンを作っているというコントラストがなかなか良かったりもする。
 で、ラーメンの方だが、やはり何といっても、獣臭の強さ。なかなかこの臭いは苦手な人には厳しいのではなかろうか。ただ、個人的にはこの臭い、いや匂いは食欲が沸くし、妙なノスタルジアを感じさせてくれるので好きだったりする。料理として洗練されたものとは言い難いこの獣臭だが、この臭いが病みつきになってしまうからラーメンとは不思議だ。最近、オリコンチャートでも時々顔をだす「くるり」のメンバーがここのラーメンをよく食べているらしい。(2002.5)
好み度 (^_^)