麺屋○竹
住所 | 中京区竹屋町堺町西入ル和久屋町101
![]() |
電話番号 | 075-213-1567 |
食べたもの | 醤油ラーメン |
麺 | 中太のやや縮れた麺。加水率は高め。 |
スープ | あっさりとした清湯系醤油味のスープに細かい背脂を溶かし込んだもの。小粒の背脂がよく混じり合っているため、一見白湯スープに見えるが、スープ自体はあっさりしている。また、ダシは動物系と魚介系のミックスと思われるが、動物系の方がやや強めでそれに魚介が見事にアクセントを加えているという感じ。唐辛子が少々入っているが、辛いと感じさせるほどではない。 |
チャーシュー | 厚手の巻きバラが一枚。とても柔らかく絶妙な舌溶け。 |
具 | 九条ネギ、メンマ、もやし |
コメント | 竹屋町通り(丸太町通りの一筋南)沿いを烏丸から東に進んだところにあるお店。以前は花薫風という中華料理店だったそうだが、2002年の11月にラーメン専門店に転身したとのこと。新装開店だけあって店内は綺麗だし、外観も一見小料理店のようで、女性でも入るのをためらうことはないだろう。 ラーメン方はというと、「魚だしラーメン」と提灯に書かれているように、魚介系を表に出したスープが売り。東京や大阪ではこの手のラーメンも珍しくないが、京都では珍しい方だろう。ただ、魚介系のスープといっても、魚臭さを感じさせるほどクセの強いものではない。ここらへんは京都人の味覚を考えた味作りになっているのではないかと思われる。 メニューは「醤油ラーメン」「中華そば」「塩ラーメン」「味噌ラーメン」の4本柱がメイン。中でも個人的に一番のお気に入りは、看板メニューの「醤油ラーメン」。背脂の溶け込んだこってりめの動物系スープに魚介を効かせた味がまさに絶妙。もう一つこの店の特徴として挙げられるのが、店主の創作意欲。創作ラーメンを作ってはメニューに出すということをしばしばやっているため、常連になっても飽きることがない。その日の創作メニューは店の前においてあるボードに書いてあるので、それを見て食べるかどうか判断しても良い。私が見た中では、「尾道風ラーメン」とか「台湾風塩ラーメン」などといったメニューがあった。また、それらの麺には平麺を使ってみたりと、麺の方に対してもチャレンジ精神が伺える。サイドメニューもいくつかあるが、イチオシはチャーシュー丼。このチャーシュー丼に乗せられるチャーシューは、ラーメンのチャーシューとちょっと違う角煮風のもので、焦げ目が香ばしく脂身が口の中でとろけていくという逸品。このチャーシューにキムチと九条ネギが盛られている。平日の昼だと、チャーシュー丼とラーメンのセットがあるので、是非機会があったら試して欲しい。ホームページがあるので、そちらも参考にしていただきたい。 (2002.12) |
好み度 | (^_^)// |
===追記1=== | |
コメント | 「中華そば」の方は、背脂を用いてないため、かなりあっさりめに仕上がっている。また、揚げネギを使っているのも特徴的。「塩ラーメン」は全体的な印象としては、「中華そば」を塩味にした感じ。ただ、麺は平麺で出てくる。あと、「焼き味噌つけ麺」なる特別メニュー(2003年1月現在)が出ているが、こちらは油で味を付けた麺を薄味の(普通の味噌ラーメンのスープと同じくらいの濃度の)つけダレにつけて食べる方式。麺に付いた濃味の油をつけダレで落とすという、つけ麺にしては非常に珍しいパターン。 それから、創作ラーメンの方だが、今年になってから作るペースを月1くらいにした模様。ちなみに、「焼き味噌つけ麺」も創作メニューの一つ。 (2003.1) |