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場所は店名の通り、錦林車庫の近くにあるが、白川通りからちょっと奥に入ったところにあり、初めての人は捜すのに苦労するかもしれない。東西で言えば、白川通りから山の方へちょっと行ったところで、冷泉天皇桜本陵へ行く道の途中。南北で言えば、今出川通と丸太町通のちょうど中間らへんで、白川通りが「くの字」に曲がって疎水とぶつかっているあたりである。
とまぁ、近くの人でも店の存在を知らない人が結構居るのではないかと思われるが、それだけに隠れ家的雰囲気のこの店を知ってると、ささやかな優越感に浸れたりもする。お店の外観も、昔から地元で愛されてきた小さなラーメン屋さんといった感じで、初めてのお客さんはちょっと入りにくいかもしれない。ただ、お店の中は至って普通のラーメン屋さんという感じ。齢70〜80くらいのご老人(多分「東京ラーメン」のオヤジより年行ってるのでは?)がラーメンを作って、しかもおぼつかない足取りでわざわざラーメンを持ってきてくれる。何か申し訳ないような気がするのは私だけだろうか?(笑)それにしても、何というか、地元に愛されてきたほのぼのとした雰囲気がとても良い。
実はここの店主、かつてあの「ますたに」で修行した方らしく、今や京都市内を圧巻する「ますたに」系のラーメン店の系図を書いたとすると、かなり上の方に位置しているのではなかろうか。ご主人の年齢のことも考えると、まだ食べてない人は、早いうちに食べておかないと、二度と食べられなくなってしまうこともありえるだろう。(2001.2) |