辛来人 (KARAKURI)
住所 | 中京区河原町三条下ル奈良屋町291
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電話番号 | 075-253-6678 |
食べたもの | つけから麺レギュラー1辛 |
麺 | 中太のストレート麺。加水率が低く、ぼそっとした食感の麺だが、冷やしているだけあって、コシは最高。ゆで加減も、軽く芯を残している辺りが絶妙。色は真っ白ではなく、ベージュっぽい。よく見れば、黒い粒が混じっている。 |
スープ | 広島つけ麺風の辛くて冷たい付け汁。ベースは昆布、カツオといった和風だしで、それに醤油ダレと唐辛子系のかなり辛い調味料が混ざる。付けダレだけあって、味付けは普通のラーメンのものよりも遙かに濃い。ゴマが表面を覆っているのも特徴。 |
チャーシュー | 蒸し豚だそうだ。部位はおそらくモモで、脂身は皆無に近い。かなりパサついていて、ラーメンのチャーシューだったらかなり物足りないものだが、濃くて冷たい付け汁との相性を考えるとこれが丁度良いのかもしれない。 |
具 | 九条ネギ、きゅうり、赤ピーマン、黄ピーマン、キャベツ(煮たもの) |
コメント | 最近、河原町に出来たつけ麺の専門店。お店のホームページによると、本店はこの店だが、支店が東京(品川)と横浜(伊勢佐木町)にあるらしい。ちなみに、つけ麺と言っても、東京で言うところの付け汁が暖かく麺が冷たいタイプではなく、付け汁も麺も冷たいタイプ。唐辛子を利かせているので、つけから麺と呼ぶらしい。実際は、広島風つけ麺と非常に似たタイプで、店ではそう呼んではいないが、おそらくは広島風つけ麺を意識したものだろう。 まず特筆すべきがラーメン屋にあるまじき(笑)外観と内装。どう見ても、女性やカップルをターゲットにしたとしか言えないようなお洒落な内装に、それが外からでもよく分かるようなガラス張りの外装。実際、女性客が殆どで、男一人で行ったら、浮くこと請け合いである。 さて、席に座ったら、店員さんにまず「当店は初めてですか?」と聞かれる。で、「初めてです」と答えると、この店には基本的につけから麺しか置いていないこと、辛さが選べること、3種類のサイズがあることなどを親切に説明してくれる。そして、つけから麺ができあがって持ってきてくれたときも、「蒸し豚とネギの相性が良いので蒸し豚でネギを巻いて食べて下さい」とか、「付けダレはよくかき混ぜて召し上がって下さい」とか勧めてくれる。勿論、これに素直に従うか、押しつけがましいと思い拒否するかは本人の自由である。 基本メニューは先程も述べたようにつけから麺の一種類。冷たいということもあるだろうが、コシのある麺はとても素晴らしく、麺だけでここまで美味しいと思わせるお店はなかなか無いだろう。付けダレも和風だしに唐辛子が利いてて、ゴマとの相性も良い。また、具の甘い煮キャベツに関しても、辛さでしびれた舌を休めるオアシス的存在になっていて、これはこれで良いアイディアだと思う。ただ、私のように辛いのが好きな人にとっては美味しく頂けるつけ麺だが、辛いのが苦手な人にとってはこの辛さはかなり厳しいのではなかろうか。そういう人のために辛さ半分バージョンもあるが、それでも苦手な人にとっては十分辛く感じるレベルである(と、辛いものが苦手な連れが言っていた)。お店のポリシーとかもあるだろうが、辛いのが苦手な人用に辛子抜きバージョンがあっても良いと思う。コシのある麺は十分に美味しいし、スープも上品な和風だしでちゃんとしているので、辛いのがダメな人にこのつけ麺を敬遠されてしまうのはちょっと寂しい。 (2002.1) |
好み度 | (^_^)/ |