住所 |
左京区下鴨東半木町70−10
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電話番号 |
075-711-0141 |
食べたもの |
塩ラーメン、醤油ラーメン |
麺 |
中太のストレート麺。やや加水率は低めで色は黄色みがかっている。芯はやや残っているものの、硬いとまで感じさせるほどではない。 |
スープ |
(醤油)ダシは豚骨と鶏ガラをベースに作った白湯スープ。個人的な印象としては、鶏ガラの方が強く主張しているように思える。これを醤油ダレと混ぜることにより、茶白色のスープができあがる。醤油ダレとダシとの相性が素晴らしく、全体をまろみのある仕上がりにしている。こってり感を出すために背脂を振り掛けているが、これがまたスープとよく合う。
(塩)ダシは恐らく醤油ラーメンと同じ豚骨&鶏ガラ。これに塩味だけで味付けしているため、ダシの風味が如実に現れる。醤油ラーメンはまろやかで調和が取れているという印象なのに対して、塩ラーメンはダシの味と塩の味がそれぞれくっきりと出ている感じ。鶏ガラ豚ガラのダシがしっかりと臭みもなく(ちょっと臭いという噂もときどき聞くが^^;)取れてるため、物足りなさやくどさを殆ど感じさせない。後口がすっきりしているのも特徴。 |
チャーシュー |
モモor肩ロース、、、と思いきや、腕肉とのこと。薄くスライスしてある。 |
具 |
九条ネギ、メンマ。ネギはちょっと太めに切っており、辛味がやや強い。 |
コメント |
場所は北大路通りの北側で、下鴨中通りのちょっと西側。殆ど北大路通り沿いのようなものだが、ちょっと奥に入るので、見逃してしまうかもしれない。以前までは知る人ぞ知る隠れた名店という感じだったのだが、ここ最近は、インターネットや口コミなどで評判が広がったせいもあってか、名実共にかなりの人気店になった。
ご主人は岩倉屋台(現、山さん)の味に惚れ込んで、修行して現在の店を作ったとのこと。したがって、味の方も確かに山さんと似ている。背脂醤油系ということで大きな枠でくくると、ますたに、ほそかわの系統にも含まれるかもしれないが、それらの店が鶏ガラのみでダシを取っているのに対して、山さん、いいちょは鶏ガラと豚骨をミックスさせた乳白色のダシを使う。そのせいか、タレと併せたスープの色も茶色味が比較的薄く、ガツンとくるパンチのあるスープというよりは、むしろ優しいまろやかな感じに仕上がっているという印象を受ける。一方、本家の山さんには無い塩ラーメンが食べられるのもこの店の特徴。醤油ラーメンとは違う輪郭のはっきりした味が楽しめて、個人的にはこちらの方がより一層好きだったりする。
店内はこじんまりとした街のラーメン屋さんという感じで、殆どがカウンター。奥の方に4席ほどの座敷席がある。カウンター上には胡椒、一味、辛子味噌と京都ラーメン三種の神器が揃っている。厨房の中には「味噌ラーメン札幌の味(だったっけ?)」とかかれた暖簾が飾られてあるが、これは山さんでも見たような気がする。しかし、いまだにこの店で味噌ラーメンは食べたことが無い。これだけのダシに味の濃い味噌を入れてしまうのがもったいないような気がするからだ(食べてみないことには何とも言えないが)。
長原成樹に似た(私は双子と信じている)ご主人は、一見黙々とラーメンを作っている頑固親父的な雰囲気があるが、ホームページの書き込みにはマメにレスを付けてくれる気さくな方。雰囲気的にも大将という言葉がしっくり来る。一方、奥さんもキレイな方で、京都のラヲタ、いや、ラーメンフリークは高安奥さん派といいちょ奥さん派に分かれるとか分かれないとか。。。(2003.2改訂) |
好み度 |
醤油 (^_^)//、塩 (TvT) |