福三
住所 | 京都市北区紫竹栗栖町15
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電話番号 | 075-493-3088 |
食べたもの | 福三ラーメン |
麺 | 中細のストレート麺。加水率が低めで、やや硬め。 |
スープ | 背脂系醤油味。ダシは豚骨や鶏ガラを煮込んだ動物系のスープと魚介や昆布(?)を煮込んだ海産物系のスープを併せたもの。いわゆるダブルスープ。全体的な印象として、コッテリ感はあるものの、海産物系の臭みが気になる。特に、スープが冷めたときにそれが顕著に現れる。魚の臭みというよりは、昆布などの海草の臭みのように思えた。結構唐辛子が効いており、背脂もかかっている。 |
チャーシュー | 肩ロース?厚手だが脂身がとろけるほど柔らか。かなりの逸品だが、やや冷たいのが玉に瑕。 |
具 | 九条ネギ、メンマ |
コメント | 紫野の北の方に新しく出来たお店。北山通りからやや北に入ったところで、周りは住宅地の様相を呈している。店内は喫茶店のような落ち着いた洒落た雰囲気。筆でかかれたコダワリ書きや素材百珍という料理マニア向けっぽい本が置いてあったりという感じ。 メニューは、麺類は大きく分けて醤油味の福三ラーメン、味噌ラーメンとつけ麺(醤油味orトマト味)の三種類。他に、豚菜ご飯という小丼があって、こちらはラーメンと一緒に頼むと100円引きになるとのことだ。カウンター上には胡椒や唐辛子だけでなく、揚げニンニクなども置かれていて、好みに応じて入れてみるのも良いだろう。 お店を経営しているのは、見た感じ4〜50代のご夫婦。ご主人はかなりこだわってラーメンを作っているようで、それは店内のコダワリ書きからも伺い知れる。また、湯きりもかなり気合入れてやってくれるので、嫌がおうにも期待が高まると言うもの。 さて、肝心のラーメンの方だが、なかなか美味しい。やはり、京都のラーメンを意識してか、背脂を使ってコッテリ感を出していて、スープも噂に聞いてた以上にしっかりと味が出て、乳化の具合も申し分ない。ただ、先にも述べたように、臭みが気になった。個人的には魚系の臭みは平気、というよりもむしろ好きなのだが、ここのはちょっと磯臭いというか、昆布を煮込みすぎたときに出るような臭みのような印象を受けた。実際、海草を使っているかどうかは分からないので、臭みの原因は特定できないが、豚骨などの臭みではなさそうだった。 しかし、美味しいと感じたのは事実だし、味噌ラーメンも焼き味噌を使っているとのことで、かなりそそられるので、またいずれ食べに来たいと思う。ホームページもある。 (2003.5) |
好み度 | (^_^)/ |
*** 追記1 *** | |
コメント | 数ヶ月ぶりの来訪。前回食べたときに比べてさらに美味しくなっているという印象だった。前回気になった臭みだが、これは全く無くなっていた。スープはガラ系と魚介系のダブルだが、ガラ系の方が強い。魚介系の主張をやや抑え目にしているのは京都ならではか。スープ自体が結構濃厚で、丼の底に骨髄が少し沈むほどだった。唐辛子が入ってるため舌にピリっと来る感じはあるものの、スープの味付け自体はさほど強くなく、最後まで舌疲れすることなく楽しめる。 今回はサイドメニューの鯖寿司を注文。これがまたかなりの絶品で、これだけでも商売が出来ると思えるほどだ。ちなみに、「鯖寿司とラーメンが合う」と店内に書かれているが、これは気をつけた方が良いかも。鯖寿司を食べた後でラーメンのスープを飲むと、魚介ダシが殆ど感じられず、単なる豚骨スープ?と思えてしまう。鯖寿司があまりに美味すぎてラーメンの美味さを打ち消しているのではなかろうか。個人的にはラーメンを7割くらい食べた後で鯖寿司を食べて、スープの味の感じ方の変化を楽しむのがオススメ。最近、黒ラーメンなるメニューが出来たみたいで、こちらもかなり気になる。 (2003.7) |
(TvT) |