住所 |
上京区今出川通御前西入ル紙屋川町
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電話番号 |
075-464-5587 |
食べたもの |
醤油ラーメン、すじみそラーメン |
麺 |
中くらいの太さ。ほぼストレートだが、ほんの微妙に縮れてたりする。 |
スープ |
(醤油)コッテリ系豚骨醤油。鶏ガラも使ってるかもしれないが、豚骨の風味が支配的だと思われる。見た目、徳島ラーメン的なチョコレート色だが、味は徳島ラーメンとは異なる。スープはトロミを十分感じさせるほどコッテリしていて、旨味もかなり濃縮されている。おそらく肉片や背脂を一緒に煮込んだものではなかろうかと思われる。丼の底にはたくさんの髄粉が残り、これからも濃厚さが分かるというもの。ただ、唯一残念なのが、醤油ダレの味付けがかなり強いこと。全部飲むにはしょっぱすぎる。
(すじみそ)出汁は基本的に醤油味と同じ。味噌臭さがちょっと気になるが、これだけパンチの強い味噌ラーメンのスープは京都では滅多にお目にかかれまい。味噌という主張の強い調味料を濃厚なスープがしっかりと負けずに受け止めていて、そんじょそこらの味噌ラーメンのスープとは一線を画しているパンチの効いた味。 |
チャーシュー |
(醤油)見た感じモモ肉と思われるが、脂の筋が霜降り状に良い塩梅で入っていて、柔らかくてジューシー。味付けは醤油で煮たものと思われ、全体的に新福菜館のものと似ている。
(すじみそ)チャーシューの代わりに、味噌で煮込んだ牛スジが入っている。柔らかいが弾力があって味噌味のスープととてもよく合う。 |
具 |
九条ネギ、メンマ(?) |
コメント |
北野天満宮のすぐ近くにあるお店。店の外観はあまりパッとしないし、内装も白壁のみの洒落っ気のないものだが、味の方はなかなかどうして、かなり本格的な超コッテリ濃厚スープが味わえる。ラーメンは大きく分けて「すじみそ」と「醤油」の2種類あり、メニューの一番右にあるのは、実は醤油ラーメンではなくてすじみそラーメンの方。すじみそラーメンは、何というか、博多のもつ鍋のような感覚のラーメン。勿論、醤油ラーメンも劣らぬ美味さで、個人的には行く度にすじみそと醤油を交互に注文するようにしている。
とにもかくにも、この店のラーメンの主役は完全にスープであることは疑いようもない。本当にガラや肉片を煮込んだという感じのコッテリさで、背脂や片栗粉などで誤魔化したコッテリさとは訳が違う。また、天一のような野菜やコラーゲン系のコッテリさとも違う。これぞまさに「漢の味」と言ってよいだろう。
しかし、これだけ濃厚なトロミのあるスープなのだが、唯一の難点がしょっぱさ。「醤油」も「すじみそ」もいずれも、初めはウマイ!と感じるのだが、だんだん食が進むに連れて、しょっぱさに耐えるのがしんどくなってくる。スープのパワーが強すぎて、麺だけで受け止めるには不十分なのだ。そこで是非ともお奨めしたいのが、ご飯とのセット。実際、メニューにも御飯とのセット割引がある。はっきり言って、ここのラーメンは御飯と一緒に食べた方が数倍美味しいと思う。漬物や塩辛などをそのまま食べるよりも御飯と一緒に食べた方が遥かに美味しいが、まさにそれと同じ感覚である。
ちなみに、ご主人は見た感じ20〜30代くらいの若い男性。あと、奥さんと思しき女性が厨房に立っていることもある。京都で味噌ラーメンの美味しいところは?と聞かれたら、「木島どんたく」かここ「大てつ」をお奨めしたい。
(2002.4) |
好み度 |
醤油ラーメン、すじみそラーメン、いずれも (^_^)// |